越代延命の清水
昔、ある武士が犬仏山に狩りに来ていた。 ある時、急に腹が痛くなり、道端で休んでいた。そこへ一人の僧侶が通りかかり、この僧侶から山の下に良い清水があると聞かされ、さっそくその清水を飲んだ。 するとたちまち腹痛は治まり、たちまち元気になった。 以来この武士の家では、代々山を越えて、この清水を飲みに来たという。 そこから、この地が「越代」という地名になったと言われている。 またこの武士が、御礼にと桜の木を植え、その桜が大きく育つことと、自分の延命を願ったことから、別名「延命の清水」とも言われている。 今でも、遠方の人もこの水を健康清水として愛用している。 |